
2024年10月07日
発達障害の平均寿命に驚く
スウェーデンのカロリンスカ研究所によるデータで、自閉症スペクトラムと診断された者は、そうでない人にkらべ手平均寿命が18年短いという記事を見ました。
更に、詳しく調べると、自閉症スペクトラムだけの診断を受けた者は平均寿命が12年短く、自閉症スペクトラムと学習障害がある者は、なんと、平均寿命が30年も短いということです。
この結果が出た時のスウェーデンの健常者の平均寿命が定かではありません。
アメリカの研究では、自閉症の子供のケガによる死亡リスクは、障害の無い子供に比べて40倍という研究結果もありました。
このケガには、
「自閉症児は水が好き」という特徴があり、水による事故が多いと聞き、日本でも放課後等デイサービスを利用中の子供がデイを抜け出して、近くの川で溺れて亡くなった事件があったことを思い出します。
平均寿命が短い理由として、アルコール中毒、薬物中毒などの依存により健康な生活が維持しづらい。
子供の頃からゲーム依存。スマホ依存の症状が見られる子が多いのは、発達障害特有のドパミンの影響もあるでしょう。この状態を放置すべきではないです。
また、沢山のストレスから、社会不安障害、強迫性障害、うつ病、うつ状態など精神疾患が誘発され、二次障害を起こす。
ストレスには、やはり自閉症特有の過敏症状があるでしょう。
そして、何より問題なのは、
社会に適応できない認知の歪み。
そして、社会性、コミュニケーションの困難。
自閉症で学習障害のある者は、自殺リスクが障害の無い者に比べて9倍も多いそうです。
自殺が平均寿命を引き下げている大きな原因です。
「学習障害」の自殺率が高いのは、やはり、理解力に欠け、
「わかるでしょ?」は、わからない事が多いのだろうか?
以前、沖縄県で障害児の就労について講演がありましたが、発達障害の仕事の定着率が非常に悪いと聞きました。
仕事を始めてから1年以内に退職する者が多く、退職理由が
「わからない」と答えている者が多いという結果がありました。
わからない?
これが認知の歪みです。
自分は正しいと思っていても、世間では正しくない事が多い。
アニマート江戸屋でも、利用者の子供達に
「君たちの常識は世間の非常識」と説教する事が多々あります。
こういった認知の歪みから、ストレスを抱え、自殺リスクが高くなるのではないか?
今、アメリカでは学校でのスマホ使用を全面禁止が広がっています。
これは授業に集中できないという理由の他に
SNSなどソーシャルメディアが青少年に対する重大な精神衛生上の害と関係しているとしています。
小学生からスマホを利用している子供の自殺リスクが高いというのも、わかる気がします。
日本でも近いうちに、スマホの使用、タブレットの使用を禁止する地域が出てくる可能性はあります。
子供のうちに怒られたり、注意を受けたりしていない子供は、社会に出た時どうなるでしょう?
親はいつまでも生きて、子供を守れるわけではありません。いつかは一人で生きて行かなければいけない時が来ます。
子育ては、成長と共に親が上手く子離れできて行くか?だと思います。
子離れとは、子供を見守る距離を少しずつ離して行くと言えばわかりやすいのか?
時には試練も必要です。少し離れた所から、我が子が乗り越えて行かれるか?を余計な手出し、口出しはせず正しい道を進める様、見守る事です。決して放任とは違います。
「うちの子はこのままで良いんです」
「うちの子に余計な事は言わないで下さい。」
「うちの子は悪くない。」
「うちの子が可哀想」
子供が進歩しない親のセリフです。
平均寿命が30年も短いなんて、親よりも先に自ら命を絶ってしまうなんて、絶対にあってはいけない。
私達は子供達が社会に出て、一人で強く生きて行かれる様、時には厳しい事も言います。
あれこれ考えながら、どうやって認知の歪みを修正し、療育の成果を出すか、日々考えています。
どうぞ、子供の力を信じて、少し離れたところで見守っていて欲しいと思います。
自閉症スペクトラム障害の早期死亡率
ケンブリッジ大学出版局によりオンライン出版: 2018年1月2日
https://www.cambridge.org/core/journals/the-british-journal-of-psychiatry/article/premature-mortality-in-autism-spectrum-disorder/4C9260DB64DFC29AF945D32D1C15E8F2#
更に、詳しく調べると、自閉症スペクトラムだけの診断を受けた者は平均寿命が12年短く、自閉症スペクトラムと学習障害がある者は、なんと、平均寿命が30年も短いということです。
この結果が出た時のスウェーデンの健常者の平均寿命が定かではありません。
アメリカの研究では、自閉症の子供のケガによる死亡リスクは、障害の無い子供に比べて40倍という研究結果もありました。
このケガには、
「自閉症児は水が好き」という特徴があり、水による事故が多いと聞き、日本でも放課後等デイサービスを利用中の子供がデイを抜け出して、近くの川で溺れて亡くなった事件があったことを思い出します。
平均寿命が短い理由として、アルコール中毒、薬物中毒などの依存により健康な生活が維持しづらい。
子供の頃からゲーム依存。スマホ依存の症状が見られる子が多いのは、発達障害特有のドパミンの影響もあるでしょう。この状態を放置すべきではないです。
また、沢山のストレスから、社会不安障害、強迫性障害、うつ病、うつ状態など精神疾患が誘発され、二次障害を起こす。
ストレスには、やはり自閉症特有の過敏症状があるでしょう。
そして、何より問題なのは、
社会に適応できない認知の歪み。
そして、社会性、コミュニケーションの困難。
自閉症で学習障害のある者は、自殺リスクが障害の無い者に比べて9倍も多いそうです。
自殺が平均寿命を引き下げている大きな原因です。
「学習障害」の自殺率が高いのは、やはり、理解力に欠け、
「わかるでしょ?」は、わからない事が多いのだろうか?
以前、沖縄県で障害児の就労について講演がありましたが、発達障害の仕事の定着率が非常に悪いと聞きました。
仕事を始めてから1年以内に退職する者が多く、退職理由が
「わからない」と答えている者が多いという結果がありました。
わからない?
これが認知の歪みです。
自分は正しいと思っていても、世間では正しくない事が多い。
アニマート江戸屋でも、利用者の子供達に
「君たちの常識は世間の非常識」と説教する事が多々あります。
こういった認知の歪みから、ストレスを抱え、自殺リスクが高くなるのではないか?
今、アメリカでは学校でのスマホ使用を全面禁止が広がっています。
これは授業に集中できないという理由の他に
SNSなどソーシャルメディアが青少年に対する重大な精神衛生上の害と関係しているとしています。
小学生からスマホを利用している子供の自殺リスクが高いというのも、わかる気がします。
日本でも近いうちに、スマホの使用、タブレットの使用を禁止する地域が出てくる可能性はあります。
子供のうちに怒られたり、注意を受けたりしていない子供は、社会に出た時どうなるでしょう?
親はいつまでも生きて、子供を守れるわけではありません。いつかは一人で生きて行かなければいけない時が来ます。
子育ては、成長と共に親が上手く子離れできて行くか?だと思います。
子離れとは、子供を見守る距離を少しずつ離して行くと言えばわかりやすいのか?
時には試練も必要です。少し離れた所から、我が子が乗り越えて行かれるか?を余計な手出し、口出しはせず正しい道を進める様、見守る事です。決して放任とは違います。
「うちの子はこのままで良いんです」
「うちの子に余計な事は言わないで下さい。」
「うちの子は悪くない。」
「うちの子が可哀想」
子供が進歩しない親のセリフです。
平均寿命が30年も短いなんて、親よりも先に自ら命を絶ってしまうなんて、絶対にあってはいけない。
私達は子供達が社会に出て、一人で強く生きて行かれる様、時には厳しい事も言います。
あれこれ考えながら、どうやって認知の歪みを修正し、療育の成果を出すか、日々考えています。
どうぞ、子供の力を信じて、少し離れたところで見守っていて欲しいと思います。
自閉症スペクトラム障害の早期死亡率
ケンブリッジ大学出版局によりオンライン出版: 2018年1月2日
https://www.cambridge.org/core/journals/the-british-journal-of-psychiatry/article/premature-mortality-in-autism-spectrum-disorder/4C9260DB64DFC29AF945D32D1C15E8F2#
Posted by 株式会社 江戸屋 at 01:53│Comments(0)
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