江戸屋

今年の夏休みに初めて取り入れたマインドフルネス瞑想。
最初は、ずっと続けて来た坐禅で慣れていた為、課題をイメージしながらの瞑想ができず、無の状態だった子も、今では様々なお題をイメージして瞑想できる様になってきました。

金曜日はＳＳＴ（ソーシャルスキルトレーニング）の日。
先日、神奈川県で起きた電車内での殺傷事件。自分が不幸なのは他人のせい。勝ち組の人が許せないという歪んだ思考によって、事件を起こした様です。

本日のお題。今までにも何度となく出していますが、
もし、友達から意地悪されたら？
悪口を言われたら？
嫌な事をされたら？
嘘をつかれたら？
叩かれたら？

どうする？？？？

返ってくる答えは様々です。
「黙ってる」
「何もしない」
これらの答えは良いわけではありません。もしイジメだった場合、無反応な子には更にイジメが続く危険性があります。

問題なのは、
「やり返す」
「ぶん殴る」
「手を出す」
これらの意見を出したのは、全員がADHDの児童です。
今までのソーシャルスキルやライフスキルトレーニングでも、他の自閉症児と違った答えを出すのがADHDの子供達です。
危険な場面でも、
「大丈夫」と自信過剰になるのもADHDの子供達だけでした。危険察知能力が乏しい。

どんな場合でも手を出してはいけない事。
そして、今回の電車内殺傷事件など、歪んだ思考は、君達と同じ発達障害である危険性が高いと話をしました。
。
少年院、刑務所に入っている犯罪者の約半数は発達障害です。
思考の歪みを矯正するのは、小さいうちから、場面場面で繰り返し教えて行く必要があります。

「やられたら、やり返す」と有名なフレーズがありますが、やり返す時は正当な方法でやり返す。
まずは自分が嫌だという事を相手に伝える事から。それでも相手がわかってくれなければ、先生や大人に相談する事。
コミュニケーション能力が必要です。