2021年08月01日
表情が読み取れない子供達
ソーシャルスキルトレーニングのセカンドステップを使用していて思うのは、相手の顔の表情(目、口)などを見て、相手が今、どんな気持ちなのか想像するというお題がありますが、障害のある子の中には、相手の表情を読み取る事が苦手な子がいます。
例えば、
アスペルガーの人は、相手の目を見て表情を読み取るのではなく、口元を見て判断しているという。
試しにセカンドステップの教材にある写真を見せてみた。

「この人は、今、どんな気持ちだと思う?」と聞いてみると、返って来た答えは、
「わからない」
私が見る限り、この写真の男の子は、とても不安そうな表情をしていました。(口元は一部)
もう一枚、他の写真を見せてみました。
女の子が下を向いて、寂しそうな表情をしている。
「この子は、どんな気持ちだと思う?」と聞くと、
「わからない」
口が横に開いた笑った表情は、
「楽しそう」と答えが返ってきました。
怒って、口が尖がった表情は、
「怒ってる」と答えが返ってきました。
しかし、口元が真顔と同じな場合、その表情から、どんな気持ちなのか読み取る事ができなかったのです。
これが脳の障害です。
この障害によって起きる問題は、
相手が嫌がっているのに、いつまでもしつこく、嫌がる事をする。
保護者の方から、よく聞く相談内容です。
相手の表情から
「嫌がっている」と思う気持ちが読み取れない。
偏桃体を損傷すると、相手の不快情動を表す表情の認識が障害される事がわかっていますが、偏桃体のせいなのか??
マインドフルネス瞑想を行うと、偏桃体が小さくなってストレス耐性が向上する事がわかっていますが、はて?それで相手の表情が読み取れる様になるのか???
脳はまだまだ未知な事が多いです。
ソーシャルスキルトレーニングをやっても、この認識の違いを教えるのは、簡単な事ではありません。
繰り返し、繰り返し、場面場面でのシチュエーションを教えて行くしかないのだと思います。セカンドステップには、沢山の事例があり、写真の教材が沢山あるのが良いと思います。
それと、ADHDの子に多い思考の歪みも気になります。
お題、「走っていたら、友達にぶつかって転ばせてしまった。あなたはどうする?」の問いに、
「何もしない」
理由を聞くと、
「わざとじゃないから、謝らない」
昔、息子が3歳ぐらいの時に、進研ゼミのこどもチャレンジを取っていましたが、そのビデオの中で、しまじろうが
「わざとじゃなくても、ゴメンねって言おう」と言ってた記憶がありますが、ついうっかりでも、相手に危害を加えてしまったら、
「ゴメン」の一言があるか、ないかで人との関わりは円滑になるもの。通常、3歳ぐらいで学んでいるはず。
他にも、
お題「友達が使っていたブロックを取ったら、叩いていい?」の質問に、
「いい」と答える。
様々な療育を行っていても、この思考の歪みをどうやって矯正していくか、どうやってわからせて行くかが課題です。
子供達が将来、犯罪者にならない為には、やはり認知機能向上の訓練も必要です。
例えば、
アスペルガーの人は、相手の目を見て表情を読み取るのではなく、口元を見て判断しているという。
試しにセカンドステップの教材にある写真を見せてみた。

「この人は、今、どんな気持ちだと思う?」と聞いてみると、返って来た答えは、
「わからない」
私が見る限り、この写真の男の子は、とても不安そうな表情をしていました。(口元は一部)
もう一枚、他の写真を見せてみました。
女の子が下を向いて、寂しそうな表情をしている。
「この子は、どんな気持ちだと思う?」と聞くと、
「わからない」
口が横に開いた笑った表情は、
「楽しそう」と答えが返ってきました。
怒って、口が尖がった表情は、
「怒ってる」と答えが返ってきました。
しかし、口元が真顔と同じな場合、その表情から、どんな気持ちなのか読み取る事ができなかったのです。
これが脳の障害です。
この障害によって起きる問題は、
相手が嫌がっているのに、いつまでもしつこく、嫌がる事をする。
保護者の方から、よく聞く相談内容です。
相手の表情から
「嫌がっている」と思う気持ちが読み取れない。
偏桃体を損傷すると、相手の不快情動を表す表情の認識が障害される事がわかっていますが、偏桃体のせいなのか??
マインドフルネス瞑想を行うと、偏桃体が小さくなってストレス耐性が向上する事がわかっていますが、はて?それで相手の表情が読み取れる様になるのか???
脳はまだまだ未知な事が多いです。
ソーシャルスキルトレーニングをやっても、この認識の違いを教えるのは、簡単な事ではありません。
繰り返し、繰り返し、場面場面でのシチュエーションを教えて行くしかないのだと思います。セカンドステップには、沢山の事例があり、写真の教材が沢山あるのが良いと思います。
それと、ADHDの子に多い思考の歪みも気になります。
お題、「走っていたら、友達にぶつかって転ばせてしまった。あなたはどうする?」の問いに、
「何もしない」
理由を聞くと、
「わざとじゃないから、謝らない」
昔、息子が3歳ぐらいの時に、進研ゼミのこどもチャレンジを取っていましたが、そのビデオの中で、しまじろうが
「わざとじゃなくても、ゴメンねって言おう」と言ってた記憶がありますが、ついうっかりでも、相手に危害を加えてしまったら、
「ゴメン」の一言があるか、ないかで人との関わりは円滑になるもの。通常、3歳ぐらいで学んでいるはず。
他にも、
お題「友達が使っていたブロックを取ったら、叩いていい?」の質問に、
「いい」と答える。
様々な療育を行っていても、この思考の歪みをどうやって矯正していくか、どうやってわからせて行くかが課題です。
子供達が将来、犯罪者にならない為には、やはり認知機能向上の訓練も必要です。
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