2020年11月11日
読み書き障害(ディスレクシア)に対する支援
スタッフから、
「〇〇が、最近、よく図鑑を見ているんですが、ただ絵を眺めているだけかと思ったら、ブツブツ言いながら読んでるんです。ビジョントレーニングの成果もあるかもしれないんですが、あんなに読めなかったのに、難しい内容の文章を読んでました。不思議です。」と報告があった。
この利用者は算数の計算など、とても頭の回転が速く、すぐに答えられるが、読む事、書く事が困難で、とても苦労している。
読み書き障害(ディスレクシア)の子供に、
「やればできる」という励ましや、ひたすら訓練させる事は、とても残酷な事です。
如何に読み書きが、楽にできる様になるか?を考える必要がある。そして、それを見つけるのが私達、支援者の仕事。
この利用者が読んでいたという図鑑を見てみました。身体について書かれた図鑑なので、内容は面白いと言えるものではありません。
気づいたのは、真っ黒く、太くて丸みのある書体で書かれた文。
「書体のせいかもしれない?」
図鑑の写真を撮って、自宅のパソコンで同じ書体を探してみました。(昔、DTPオペレーターで編集の仕事もしていたので、書体は沢山あります)
試しに、色々な書体で、今流行りの鬼滅の刃の挿入歌を印刷して、その利用者に、
「どの文字が一番見やすい?」と聞くと、選んだのは、やはり図鑑と同じ書体でした。
読み書き障害は学習障害に入り、アーレン症候群(アーレンシンドローム)を疑って、以前、アーレン症候群の判定キットで判定した事もありました。しかし、選んだカラーフィルムもイマイチの効果。
この子がハッキリした真っ黒い書体を見やすいと言った事は、アーレン症候群ではないという事です。何故なら、アーレン症候群は、白と黒のコントラストの強さが視覚にストレスを与えているからです。
この書体の違いによる見やすさに気づいたのは、書字障害を持つ保護者様との面談で、
「発達障害の子に見やすい書体があるとニュースで見た」と、お聞きした事からの気づき。同じ書体ではありませんでしたが、気づきのヒントをくださった事に感謝!
毎日、図鑑を読み、今日は、
「胃酸について書きたい」と突然、言いだしてノートに書き写していると、スタッフからスタッフ用グループLINEに投稿がありました。


おお!凄い!こないだは、ピロリ菌について語っていたというので、着眼点が違いますね。将来、大物になるかも?
読み書き障害を含む学習障害は、左脳の低下も原因の一つです。
さて、1号店は、高学年が多いので、室内でドローンを使って遊んでいます。
初めて買ったドローンが壊れてしまったため、新しくドローンを導入。前の物はとても小さく、本当におもちゃでしたが、今回は少し大きくなって、カメラ付き。
ドローンの操縦は、ドローンの向きが変わった時に、コントローラーで前後左右の動きを反転して考えなければいけないので、認知機能向上につながります。


「〇〇が、最近、よく図鑑を見ているんですが、ただ絵を眺めているだけかと思ったら、ブツブツ言いながら読んでるんです。ビジョントレーニングの成果もあるかもしれないんですが、あんなに読めなかったのに、難しい内容の文章を読んでました。不思議です。」と報告があった。
この利用者は算数の計算など、とても頭の回転が速く、すぐに答えられるが、読む事、書く事が困難で、とても苦労している。
読み書き障害(ディスレクシア)の子供に、
「やればできる」という励ましや、ひたすら訓練させる事は、とても残酷な事です。
如何に読み書きが、楽にできる様になるか?を考える必要がある。そして、それを見つけるのが私達、支援者の仕事。
この利用者が読んでいたという図鑑を見てみました。身体について書かれた図鑑なので、内容は面白いと言えるものではありません。
気づいたのは、真っ黒く、太くて丸みのある書体で書かれた文。
「書体のせいかもしれない?」
図鑑の写真を撮って、自宅のパソコンで同じ書体を探してみました。(昔、DTPオペレーターで編集の仕事もしていたので、書体は沢山あります)
試しに、色々な書体で、今流行りの鬼滅の刃の挿入歌を印刷して、その利用者に、
「どの文字が一番見やすい?」と聞くと、選んだのは、やはり図鑑と同じ書体でした。
読み書き障害は学習障害に入り、アーレン症候群(アーレンシンドローム)を疑って、以前、アーレン症候群の判定キットで判定した事もありました。しかし、選んだカラーフィルムもイマイチの効果。
この子がハッキリした真っ黒い書体を見やすいと言った事は、アーレン症候群ではないという事です。何故なら、アーレン症候群は、白と黒のコントラストの強さが視覚にストレスを与えているからです。
この書体の違いによる見やすさに気づいたのは、書字障害を持つ保護者様との面談で、
「発達障害の子に見やすい書体があるとニュースで見た」と、お聞きした事からの気づき。同じ書体ではありませんでしたが、気づきのヒントをくださった事に感謝!
毎日、図鑑を読み、今日は、
「胃酸について書きたい」と突然、言いだしてノートに書き写していると、スタッフからスタッフ用グループLINEに投稿がありました。


おお!凄い!こないだは、ピロリ菌について語っていたというので、着眼点が違いますね。将来、大物になるかも?
読み書き障害を含む学習障害は、左脳の低下も原因の一つです。
さて、1号店は、高学年が多いので、室内でドローンを使って遊んでいます。
初めて買ったドローンが壊れてしまったため、新しくドローンを導入。前の物はとても小さく、本当におもちゃでしたが、今回は少し大きくなって、カメラ付き。
ドローンの操縦は、ドローンの向きが変わった時に、コントローラーで前後左右の動きを反転して考えなければいけないので、認知機能向上につながります。


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