江戸屋

毎年、4月に小学校６年生と中学３年生に実施される全国学力テスト。
令和5年度の結果、
沖縄県の小学生は全国で、下から２番目。
中学生は全国、最下位。

他県との学力の差は大きい事を、沖縄の子供達は自覚しているのか？
アニマート江戸屋の利用者に聞いてみたら、全く知りませんでした。

高等特別支援学校の受験も、令和８年度の入試問題が、変わる事は、過去の記事でもお知らせしていますが、今までの、
「小学校３年生程度の問題（国語、算数と作業の問題）」から
「小学校４～５年生まで（国語、算数、社会、理科、英語（英語のみ５年生）」となりすが、
令和5年度の東京の入試問題を見ると、算数では、既に5年生レベルまで出題されていると思いました。

例えば、算数の面積を求める問題では、これほど違いました。
上が令和5年度、沖縄県の入試問題より。
下が同じく、令和5年度の、東京都の入試問題より。



沖縄県では、長方形の面積を求めるだけの問題です。
東京都では、三角形の面積の求め方（小学校5年生）を知らなければ解けません。
この問題、長方形の面積を求めて、それを4倍してから、中の正方形の面積を引けば良いと簡単に考えますが、恐らく、まずは、ここで躓くでしょう。
中の正方形の面積を求めるには、辺の長さの表示が無い為、三角形の面積を求めなければならない。
三角形の面積の求め方は、底辺×高さ÷２ですが、三角形が２つになるので、２で割る必要はないと考えるか？それとも、2で割ってから、また2倍にするのか？
ワーキングメモリが必要です。

この東京都の問題、果たして、知的の遅れの無い小学校5年生でも、できるのか？？試してみたいと思います。


結果ランキングで沖縄県が低い理由は、恐らく、首都圏の様な、有名小中学校受験というものが、ほとんど無いからだと思います。

横浜に住んでいた頃、夜10時頃まで塾に通っている子供を、よく見かけました。高度な教育を受けている子供達の学力の高さが、平均点を大きく上げるのだと思います。私立の中学受験は、通常、小学校で習わない問題まで出題されます。
しかし、中学受験をしないのであれば、基礎的な学習である小学校３年生ぐらいまでは、親がしっかり見てあげれば、十分だと思います。
私は、息子を１歳から幼児教室（お受験塾）に通わせましたが、私立の小中高に通う間は、一度も塾には行かせていませんでした。
但し、
「勉強しなさい」と言うだけでは、ダメです。

あとは、宿題のがんばりノートの課題が、自由。
子供達は、やれば良いと思っているので、毎日、掛け算九九ばかりを、余白を沢山余しながら書いています。
これも大きな問題だと思います。