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株式会社 江戸屋
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てぃーだブログ › 江戸屋 › ボーリング大会と反省会

2017年08月18日

ボーリング大会と反省会

昨日、児童デイサービス・アニマート江戸屋と児童デイサービス・アニマート江戸屋2号店で、合同のボーリング大会を行いました。

ボーリング大会と反省会

小学1年生から高校3年生までが、3レーンに分かれてプレイ。
身体に不自由がある児童は、補助の道具を使ってボールを転がす事ができました。
楽しく過ごしたはずのボーリング大会。

が、しかし、帰る時には、ブツブツと文句をいう児童、生徒が数名おり、帰りの会が終わっても、ずっと引きずっていました。

発達障害の子に多い、
「勝つ事へのこだわり」
これが異常に強い。

自分の点数が悪く、上手く行かなかったことから、
「ルールが悪い」
「補助の道具を使うのはズルい」
「高校生だからって、-20点はひどい」
と、上手くいかなかった理由が自分以外に原因があると訴える。

これは、このまま終わらせるわけにはいきません。

負けた時のパニックを避ける為に、こういった順位や勝負を避ける保護者の方もいると思いますが、ここは児童デイサービス。療育を行う場です。社会に出る準備をする場。あえて、こういった場面を作り、何がいけないのか、自分の行動や言動が正しかったのか、振り返って、繰り返し指導する必要があります。

今朝、ホワイトボードに書かれた
「本日、ボーリング大会反省会を4時から行います」を見て、
「反省会ってなんね?」


実は今日、事業所に沖縄県庁の実地指導が入り、バタバタしていた事業所ですが、4時に2店舗の利用者を集め、予告通り反省会を開始。
まずは一人ずつ、楽しかったか、楽しくなかったかコメントを発表させ、楽しくないと言った子には、その理由も発表してもらいました。

ボーリング大会と反省会

やはりという結果でしたが、表彰の結果に納得いかないと言った子供が数名。
他の子供達やスタッフの意見も聞きながらのディスカッション。
「じゃあ、どういうルールだったら納得できたの?」と聞けば、
「高校生と中学生と小学生と分けたら良かった。」
「道具を使えばうまくできるはず」

「じゃあ、小学生は1年生と6年生を一緒に考えるわけ?学年が上でも体の小さい子もいるけど?中学生は男女で2名しかいないけど、一人ずつ別にするわけ?」
などなど、論議していると、他の生徒から
「それじゃあ、皆でボーリングする意味ないじゃないの?なんで小さい子に譲ってあげられないわけ?」とごもっともな意見。

全員に向かって、
「今の意見が正しいと思う人、手を挙げてみて」
パラパラ手が上がる。

「順位がつくのが嫌なら、今度からスコア表の点数は消してもらおうか?ただ投げるだけ。それで面白い?」
「それとも全員、ガーター無しのガードを下してもらうか?」
「マイナスが嫌なら、マイナス無しで高校生だけガーター無しのガードを外すか?」
言い忘れましたが、
「全員、補助の道具を使って投げるルールにしよっか?」←(名案!これなら全員同じ条件で公平ですね。)

利用者の子供達は、楽しむ為にボーリングをしに行くと勘違いしているでしょう。
違います!

周囲に迷惑をかけず、ルールを守って、指示に従い、友達が上手くできた時には一緒に喜び、素直に良かったねと声をかけ、上手くできなかったら、次にどうしたらいいのか考える。毎回、上手くできる人なんかいない。上手くできたり、できなかったりするから楽しいの。他の人が勝ったことを妬むなら、自分がもっと上手くなれ。
どれだけの言葉を並べたか?

途中、論点がズレていき、最後まで納得しなかった児童、生徒ですが、こういった機会を繰り返し、負ける事に慣れ、自分よりも小さい子に対しての配慮や優しさを持てる様になって欲しいと思います。

個別の指導が良い場合もありますが、皆で一緒に考える事で、
「人のふり見て我がふり直せ」
関係の無い子にも勉強になっていると信じて指導を行っています。

夏休みも来週でおしまい。そして夏休み最後のイベントはランチへ出かけます。
これも、ただ御馳走するわけではないです。
お店でマナーを守って食事をするというのが一番の課題です。


本日の実地指導ですが、沖縄県庁から
「よくできています」との好評価を頂きました。
これからも優良児童デイサービスとして、子供達が社会に出る準備をする療育をする場として地域に貢献して参ります。


利用者の保護者様へ
今日は、反省会が長引き、終了時間の4時30分を大幅に過ぎてしまい、帰る時間が遅くなってしまいました。大変、ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。


Posted by 株式会社 江戸屋 at 23:46│Comments(0)
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