江戸屋

今週もやっと終わりました。
事業所内相談支援、関係機関連携、モニタリングとバタバタしております。

今日のタイトル、
「事件です」は本当に事件です。犯罪です。許せない事が起きてしまった。

南城市内の学校は、今月12月2日（水）を弁当の日として、給食は無く、持参した弁当を食べる日でした。

アニマート江戸屋の利用者である５年生の児童は、お母さんと一緒に作ったお弁当を持って、その日、食べるのをとても楽しみにしていたと思います。
しかし、お昼になり、自分の弁当バックが無くなっている事に気づき、担任と一緒に教室内を探していると、なんと、ベランダ側の向かいに建っている平屋の校舎の屋根の上に、その児童の弁当が投げられていました。屋根の上に投げられた弁当は簡単に取りに行かれる場所ではなかった為、その児童は弁当を食べる事ができませんでした。
後で校長先生が屋根の上に上り、弁当を拾ってくれたそうですが、バッグの中に入っていた、お気に入りのお箸セット、フルーツが入ったタッパーなどが壊れていたそうです。




この日、アニマート利用の為、学校に迎えに行ったスタッフから、
「〇〇のクラスで生活指導が入っているので、下校がいつになるかわからないそうです」と報告がありました。何があったんだろう？とスタッフ達と話していると、すぐに児童の保護者様から電話が入り、生活指導の内容をお知らせ頂く事になりました。まさか、アニマートの利用者がそんな目に遭うなんて、信じられませんでした。これは間違いなく、悪質なイジメです。本人の気持ちを考えると可哀想で仕方がない。

夜、保護者様より詳しい事情をお聞きし、翌日、学校へ出向き、担任やコーディネーターの方から更に詳しい状況をお聞きして来ました。
先生方も、こんな酷い事をするなんて、教師生活の中で初めての事ですと仰っていました。
しかし、事件から2日後の放課後でも、弁当を投げた児童は名乗り出る事が無く、先生は、やられた本人がどんな気持ちなのか、全員に考えさせていると。

担任の先生も、このままにはできないと子供達への心の指導を考えていらっしゃる様でしたが、アニマート江戸屋が行う指導を参考として提案させて頂きました。

この様な悪質な事ができる者に、いくら他人の気持ちを考える学習、心の教育をしたところで、認知機能が低く、歪んだ思考であれば、悪い事をしたという自覚はないし、理解できないでしょう。
恐らく、大事になってしまった今、犯人は名乗り出てくることはないでしょう。この事件はクラスだけ、児童だけの問題ではなく、学校全体、保護者にも考えて頂く必要があります。
イジメは、やられた側がおとなしく反応しなければ、繰り返されます。イジメの原因は自分が悪いと自身を責めて、誰にも相談できなくなってしまう。こんな事に慣れてしまって欲しくない。

これはイジメであり、他人の物を壊したという罪でもある。
刑法261条　器物損壊罪にあたります。
クラスで、見ていた周りの児童も知っていて黙っていれば共犯です。ベランダから向かいの建物までは、かなりの距離があり、助走を付けて、大きな動作をしなければ届かない距離です。そんな派手な動きをしていれば、誰か見ていたはず。

年内に、どの様な対応をして下さったのか、しっかり確認させて頂きます。勿論、教育委員会に報告されたのかも確認したいと思います。

この事件に関しては、アニマート江戸屋、アニマート江戸屋２号店の子供達で共有すると、皆、真剣な表情で、
「何で、そんな事するんだろう？」と同情していました。

「何かされた時には、必ずスタッフかボスに教えて。私達が必ず助けます」と、いつでも味方である事を覚えていて欲しいと思います。
イジメにあって自殺してしまう子供がニュースで取り上げられると、なぜ誰かに相談できなかったのか？と気の毒でなりません。子供達が、いつでも相談できる関係でありたいと思うし、信頼を得られる様、最善を尽くします。