原始反射残存のアセスメント

株式会社 江戸屋

2023年05月06日 19:00

クラスで学んでいる事。
原始反射が残存しているかどうかのアセスメントの取り方。

アニマート江戸屋では、いくつかのメインとなる原始反射統合エクササイズを行ってきましたが、足の裏にあるバビンスキー反射の統合エクササイズは行っていません。
このクラスで学んだ、更に深堀したアセスメントの取り方、バビンスキー反射の残存テスト(アセスメント)を試しにしてみました。

すると、かなり多くの利用者が、ハッキリした残存サインを訴えていました。(中には感覚鈍麻の子もいて、感じにくい子もいます)


日本では原始反射残存による影響について、書いているものはありません。医学書にもありません。
もし、あるとしたら、海外からの情報です。
その為、日本では、
「原始反射がどうのと言うのは、インチキ」と言われて、批判されている事もあるのですが、上記のアセスメントを取ってみれば、残存している者と、そうでない(統合されている)者とでは、違うという事がわかります。
自分の知識の少なさにより、知らない事は、批判するという者もいます。

ブレインジムⓇ動きの探索セミナーでも、講師のキャロル・アンが
「原始反射は主に学習に影響する」と言っていましたが、このブレインバランスクラスでも、同じ事を言っています。詳しく学ぶ事で、キャロル・アンが言っていた事に裏付けできる学びがあります。

利用者の困り事で一番、改善したいのは、書字障害。
アメリカでは、小学校入学前の専用プログラムがあるそうですが、まだ日本には入ってきていません。
原始反射の中で、いくつもの原始反射が”書く事”に影響していると言います。

また、感覚統合あそびも行っていますが、人間の感覚が発達する為には、この原始反射が統合されていないと、感覚器が発達していない事がわかりました。
感覚統合だけしてもダメだと思いました。これは考え直さなければいけない。

字が書けないなどを含む協調運動障害。
集中力が無い。
貧乏ゆすりをする。
正しい姿勢が保てない。
乗り物酔いしやすい。
バランスが悪い等々、残存による困りごとの説明を聞いていて、
「これは、〇〇に当てはまるな」と、それぞれ、利用者の顔が浮かんできました。

全ての講習が終わるのに、半年かかるのですが、原始反射残存のアセスメントは、夏休み中には取りたいと考えています。

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