ほとんどの小中学校が来週6/8から臨時休校となりました。
休み中、タブレットやパソコンによるオンライン授業を行う学校もあります。
当事業所内にはWi-Fiがありますので、有線、無線とも使用が可能です。
毎週金曜日はソーシャルスキルトレーニング(以下SST)の日。
セカンドステップを含めて、SSTには
「こんな時は、どうするか?」という練習が多いですが、子供達を見ていて、
「言動の先に、どんな事(危険)が予測できるか?」を考える事がとても難しい事がわかりました。
これは、先日、新聞に作文が載った利用者Tからのヒントがありました。
作文を書く時に、
「過去にあった事は書けるけど、『どんなクラスにしたいか』なんて、想像して書くのは何を書いたらいいかわかない」と言ったのです。
なるほど。そういえば、
「危ないからやめなさい」と言うと、多くの子が、
「大丈夫」と返事が返って来ます。これが危険を予測できないせいだったと、ある本を読んでわかりました。
危険かどうか、先にどんな事が起きるのか想像する事。これが苦手なのです。
先の事を想像するのは、小脳によるもので、小脳は固有受容感覚も関係しています。
固有受容感覚が発達していない子は、恐らく小脳の働きが悪い。固有受容感覚は力加減の調整に必要な感覚。人との距離感がわからない事もそうです。
子供達に質問。
「高さ2メートルの壁の上に立った時、どんな事が予測できるか?」
「2メートルの高さは高いのか?低いのか?」
自閉症とADHDの子供達にハッキリした感覚の差が現れ、
ADHDの子供達3名が2メートルの壁を
「低い」と答え、落ちてけがをするという意見には、
「大丈夫」とADHDの子供2名が答えました。自分の力を過信し、その状況を想像できない。
この発言により、危険認知のバロメーターが通常と異なると確信しました。
危険を想像できない子の特徴がハッキリと見えてきました。
↓
1.先に起きる事が想像できない事
2.「大丈夫」が口癖。
3.力加減で苦手な事
4.人との距離が近すぎる事
脳は外からの刺激で発達、活性化する可能性があります。
身体の動きによって脳に神経伝達させるブレインジム。感覚統合あそびに加え、臨時休校中は運動を積極的に行います。