ザ・学習支援

株式会社 江戸屋

2021年03月19日 02:30



あんなにめんどくさがりだった男児が漢字の宿題で、わからない文字を自分で辞書を引いて調べています。
頑張ってます!

漢字を書く学習では、
「これ当たってる?」とよーく聞いてくる子供達。(関東では、「合ってる?」と言います)
「適当に書いてないで、正しい答えを見て正しい字を書きなさい」と言ってますが、視覚に問題があると、教科書やドリルの漢字一覧の中から文字を見つける事ができない。
そして、正しい字を見つけても、手本を見てノートに写すという眼球を動かす事が苦手な子も多いので、配慮が必要です。

他にも文字を書く事が苦手な書字障害の子は、「ん」「れ」「め」など、斜めの線が苦手で、倒れそうな文字を書いています。
また、書き順が覚えられず、文字として認識していない、まるでアートの感覚で書いているのかと思います。


帰りの会で行った漢字の足し算



書字障害のある子が、ホワイトボードに答えを書いた時に
「ツルツルして書きにくい」と言っていました。
これは、発達障害の子はノートなど鉛筆で書いた感触が手から脳に伝わりにくいという触覚や、認知に問題があると言われています。

硬くてツルツルしたガラステーブルの上で、コピー用紙などにボールペンで文字を書くとペン先が滑り過ぎて書きづらい事はありませんか?
それから、店舗でクレジットカードを使用した時、タブレットの様な物にタッチペンでサインを求められると、とんでもなく汚い字になってしまう事。
これら、
「書いてる」という感覚が伝わりにくい事で起きている様です。
書字障害のある子への配慮として、下敷きを使うという簡単な方法。これは柔らかい面と少しザラザラした面になっており、本人の好みによって使い分けができますよ。


ネットでの購入が難しい場合は、100円ショップで売っている、昔からある柔らかいクリアケースを使ってもいいですね。

私達の学習支援は、学習を教える事ではありません。本人が理解できない事は、学校の先生から教わる事が一番、わかりやすい。
私達は、子供達に、どんな配慮が必要なのか見つけ出し、それを家庭、学校と共有して、楽に学習できる様にする事だと考えています。

関連記事