放課後等デイサービス開設の新基準

株式会社 江戸屋

2017年01月20日 02:25

今月、厚生労働省より放課後等デイサービスの新基準が発表されました。

児童発達支援管理責任者の5年間の実務経験の中に
障害児・児童・障害者の直接支援の経験が3年以上あること。

そして指導員に関しては
「児童指導員」「保育士」「障害福祉サービス経験者」とし、そのうち、児童指導員又は保育士を半数以上配置すること。

児童指導員」となるには、
・学校教育法規定の大学または大学院で社会福祉・心理・教育・社会のいずれかに関する学部・研究科・学科・専攻を卒業する
・小・中・高いずれかの教員免許(教科は問わない)を取得する
・児童福祉施設での実務経験(高卒以上は2年、その他は3年)
・地方厚生局長等指定の児童福祉施設職員養成学校を卒業する
・社会福祉士や精神保健福祉士の資格を取得する

これが今年4月以降に開設する放課後等デイサービスに適用されると厚生労働省のホームページに記載があります。

ただ、これは非常に難しい。
この資格を持っている人材を見つけるのが大変です。
アニマート江戸屋も4月オープン予定。
この基準をクリアするのかどうかは、現在、県も検討中のようです。

この原因は、放課後等デイサービスが急増し、
ただ遊んでいるだけ、テレビを見せてるだけ、ゲームを渡してるだけなど、何の療育にもなっていない事業所が多くなったせいだと言われています。

ただね、思うのは、アニマート江戸屋のように学習などができないお子さんもいるはず。中学生以上になって来た子は、なかなか指導も入らず、居場所にしかならないケースもある。
子供達は、みんなそれぞれ違うので、それをひとくくりにされてしまうのは、おかしいと思うわけです。
勉強もできて、一般校に入れるだけの力がある高校生に保育士が必要だと思いますか?

厚生労働省もこの件についてパブリックコメントを募集しているようです。
勿論、私も反対意見を送りました。

https://search.e-gov.go.jp/servlet/Opinion