療育でIQは上がる事例
IQとは知能指数を表して、日本人の平均は100。世界的に見て高い知能を持っていると言われています。
IQ70よりも低い場合を知的障害といい、
70〜84の知的障害ではないが支援が必要な境界知能をグレーゾーンともいいます。
神経発達症(発達障害)はIQが70以上あっても、読み書きができない。
算数ができないなど学習障害と診断されます。
特別支援学校の小中等部に入るにはIQ50以下でないと入ることができません。
高等部は別です。
IQと偏差値は比例しています。IQが高ければ知能も高いということになります。
以前はIQは生まれつきの遺伝と育った環境によって決まり、上げることは難しいと言われていましたが、研究が進み、療育などにより上げることができると言われる様になりました。
脳の可塑性。
脳の欠陥があっても、通常とは違った機能で本来の役割を果たすということの様です。
令和6年度報酬改定で出た5領域の支援。
かなり厳しい改定と騒がれて、療育プログラムを売る業者からのダイレクトメールも増えています。
しかし、アニマート江戸屋では独自で積み上げてきた療育をフルに使い、利用者の大きな変化に繋がりました。
下の画像は5年以上通ったいる利用者の発達検査結果です。
令和6年度以降、IQが急激に上がっています。
発達検査の結果を出さないクリニックもあり全員の検査結果があるわけではありませんが、成績が上がり、
「1」がなくなった。「2」よりも「3」が増えたと子供達から嬉しそうに報告されています。
世界で有効と認められた療育が結果を出しています。
先日、放デイに勤務している方に
「うちでは、運動療法をしている」と聞いたので、どんな療育なのか具体的に聞いてみると、
「近くの運動場でドッヂボールや鬼ごっこをする」と聞いて、絶句してしまいました。
それ、うちでは運動療育とは呼びません。世界で見てもドッヂボールが神経発達症に効果をもたらすとは聞いたことがありません。
もし、それを療育とするなら、集団でのルールを守る社会性。仲間とのソーシャルスキルトレーニング、力加減による感覚統合。
運動の項目に当てはめるとしたら、手足の協調ということで「運動」と言えるかな?と思います。
重点を置くのはやはり
「認知と人間関係と社会性」です。
利用している利用者は必ず進化させる。
目標を持って、日々、試行錯誤しています。