恒例のテーブルマナー
ゴールデンウィークは、潮干狩りとテーブルマナー講習を行いました。
新しく入った子供達は、初めての潮干狩りに大喜びし、初めてのテーブルマナーでも、とても、お行儀よく、食事をする事ができました。
毎年、恒例となったテーブルマナーですが、もう何年も体験している子供達は、教えなくても、上品に食事ができています。
今回、初めての子の中には、新一年生も居ましたが、子供は、ちゃんと教えれば、できるのです。パンも一口ずつ、ちぎって食べていました。
昨年夏から、グルテンフリー、カゼインフリーを実行している為、今回のパンは全て米粉100%のパンにしました。
休校日になると、休む利用者が数名おり、代わりに、平日は部活や塾などで毎日の利用ができなくなった中学生達が来ています。
これが問題です。
小さい頃から、集団で活動(療育)を行って、参加していましたが、部活や塾で利用日が少なくなり、学校での交流が増えれば、これまでの指導が通用しなくなります。悪い行動を指摘しても、
「みんな、やってる」「何がいけない?」と反発する発言や態度が多くなります。正しい判断が欠如している。そうなれば、スタッフの制止も効かない。
悪い行動をする上級生達が居れば、マネをする下級生が出て来ます。悪ふざけしている時には、スタッフの指示は全く耳に入りません。これがポリヴェーガル理論にもある、迷走神経の誤作動です。人の声が聞き取れないカクテルパーティー効果ができない状態。
仕方なく、休校日は、集団活動に参加できる子で、悪い行動に影響を受けてしまう利用者と、そうでない子、影響を受けず、自分で善悪の判断ができる子とで、臨時で店舗を分ける事にしました。
「部活は、通常の生活が、しっかりできていないと、乱れる事になりますよ」と、忠告して来ました。しかし、それを選択するのは、利用者本人ではなく、保護者の場合が多い。その時だけ、楽しく、充実した?生活ができれば、子供にとって有益だと考えるのでしょう。
その結果、グダグダに生活が乱れ、成績も落ちた子供達を、どうするのか?
休校日、臨時的に店舗を分ける事について、子供達には、それぞれ話をしました。
「勉強だけすれば良いのか?勝手な行動をして、集団での活動を乱したり、帰りの会で寝ていたり、自分自身の生活や生活態度が悪くて、高校進学しても、今の態度は通用しない。高校には支援級は無いけど、どうするつもり?小さい子供達は、良い事もマネをするけど、悪い行動もマネしてしまう。」と説明しています。
現在、受講しているブレインバランスクラスでも、ハッキリ著書に書いています。発達障害を改善するには、
「思春期を超えた子供には難しい」
子供の療育は、早い時期に行うべきです。いつか思春期で反抗的になっても、最後まで、療育を受けて来た利用者は、高校を卒業する事には、元の素直な子供達に戻って来ます。
私達の目から離れた利用者は、どうにも支援の方法はありません。