インクルーシブは可能か?

株式会社 江戸屋

2023年03月17日 11:57

来年、障害福祉サービスには大きな報酬改定がありますが、現在、厚労省では、放課後等デイサービスなどの在り方が検討されています。

障害福祉で出てくる
「インクルーシブ」とは、
「あらゆる人が孤立したり、排除されたりしないよう援護し、社会の構成員として包み、支え合う」という社会政策の理念
Wikipedia参照。

インクルーシブを可能にするためには、障害者支援の専門的な知識がなければ、実現は不可能ではないか?という現実を突きつけられる事が多いです。

学校では、今日から卒業式、修了式と大きなイベントがあり、準備や練習などで、いつもと違う学校生活の中で、落ち着かない利用者が多い。
今週は2度、学校から
「暴れているので、早めにお迎えに来て欲しい」と連絡があり、学校へ行ってみると、とんでもなく荒れた状態の利用者が居ました。
先生から
「アニマートさんでも、こんなですか?」と質問頂きますが、
「学校から来所した、すぐは荒れている事はあるけど、いつまでも長続きする事はありませんし、させません」とお答えしています。

本人は悪い事をしているという意識はないのに、先生や友達からは、
「邪魔しないで!」と、疎外され、意味が理解できない事で、大暴れ。
障害児の困った行動には、理由がある。

本人は帰りたくないと言うので、授業の様子を見せて頂き、最後まで何とか、頑張れましたが、根本的に自分の行動を理解できないので、この状況は続くでしょう。
春は一番、不安定です。

今後、インクルーシブを前面に出しても、子供達が、生活の中でほとんどの時間を過ごす学校は、追いついていないのが現実です。