自分がやられたら嫌でしょ?
子供同士の関わりの中で、相手が嫌がる事をしてしまう。
「やめて」と言われても、その行為をやめられない。
心の理論が発達していない事が原因です。(
参照 脳科学辞典)
ソーシャルスキルトレーニングでセカンドステップの教材を使って、
「今、この子の気持ちは?」と質問しても、トンチンカンな答えが返って来たり、
「わからない」という意見も多く、障害のある子には相手の気持ちがイメージしにくい事を感じていました。
公認心理師試験の勉強をしていて出てきた、
心の理論。相手の気持ちになって考える事ができないのは、この部分が発達していない。
通常は4~5歳で発達する心の理論。発達障害の子供は発達していない。
これまで、
「そんな事、自分がやられたら嫌でしょ?」と利用者の子供達に話しても、
「別に嫌じゃない」
「わからない」
「何とも思わない」
「平気だし」
という返事が返って来ていました。この子達には相手の気持ちをイメージするという事が苦手なんだというのは気づいていましたが、
心の理論が発達していない為だった。
では、この
心の理論を発達させる事から始めないといけない。
放課後等デイサービスは小学生~高校生までの子供の療育を行っていますが、心については幼児期に獲得しているはずのことが発達できていない。だから保育士が教員以上の上級資格者となったのでしょう。
できているはずではなく、幼児期に学んで来なければいけない事から掘り下げて教えて行く必要があります。
バランスボードに乗って、ボールをキャッチ。