麻疹(はしか)は普通のマスクでは効果なし

株式会社 江戸屋

2018年04月21日 03:24

麻疹(はしか)患者が増え続けています。
ワクチン接種が何よりも予防できる方法。
子供達にはマスク着用を勧めていますが、実際は、普通のマスクでの予防は難しい。
麻疹ウイルスの粒子は、100-150nm、インフルエンザウイルスは、5μmと聞いても、あまり馴染みのない単位ですが、
1μm=0.001mm=0.000 001m
1nm=0.001μm=0.000 000 001m

nmの0の数が、たーくさん!麻疹ウイルスはインフルエンザウイルスよりも遥かに小さいという事だけは、わかりますね。その分、軽くて空気中をフワフワと漂っています。

本日、利用者の男児が学校で嘔吐したと言うので、同校の他の児童達だけを連れて事業所に戻り、再度、学校に迎え、具合の悪い児童を自宅まで送りました。
麻疹(はしか)の初期症状である風邪症状には、嘔吐も含まれています。

児童には、マスクをさせ、迎えたスタッフは、N95規格の防塵マスクを着用させています。
結核や麻疹の場合、通常のマスクではウイルスを通してしまい、N95のマスクが有効です。(米国労働安全衛生研究所の規格に合格)
また、麻疹ウイルスはアルコールに弱い為、使用した送迎車は、ドアを開放し、ウイルス除去スプレーの噴霧とアルコール消毒を行っています。また、症状のあった児童の兄弟も同様の症状が出る危険性があるので、事業所内、送迎車ではマスクを着用させています。

今後も症状のある利用者には同様の対処をします。

昨日、麻疹の疑いがある利用者に対し、このような対策をスタッフの連絡用LINEに投稿したばかり。早い対応を心がけています。

麻疹(はしか)の流行はしばらく続くと思われます。南城市内で発生したのは4月10日頃から。二次感染者が出るとしたら、今日、当たりから出始めるのではないかと予想しています。
人の集まる場所はできる限り避けたいですね。