江戸屋

南城市と、4月13日の沖縄県の発表によると南城市内で3名の麻疹（はしか）罹患者が発生しました。
罹患者は、小学生、中学生を含んでいます。
現在、どこの学校で発生したのか、利用者の保護者様だけには連絡しています。更に罹患者が増える見込みがある為、週明け、役所、各学校に確認する予定です。

麻疹（はしか）の初期症状は、咳、鼻水など風邪の様な症状から始まり、発熱します。その後、発疹が身体だけでなく、口や目の中にも表れます。
潜伏期間は10～12日。
1人の罹患者から、12～18人に感染する非常に強い感染力。
周囲に感染させる期間は、風邪の様な咳、鼻水などの症状が出現する１日前から発しん消失後4日くらいまで（または解熱後3日）

よって、熱がなくても、風邪の様な症状がある利用者は、学校、アニマートをお休みして下さい。限られた空間の中で感染が拡がってしまいます。

明らかに感染者と接触した場合、72時間以内にワクチン接種で発症を防げるとなっています。
病院受診時には、いきなり病院に行かず、電話で確認してから受診しましょう。

もし、2歳未満で罹患した場合、５歳から12歳になってから、亜急性硬化性全脳炎という重篤な合併症を引き起こす危険性があります。小さい兄弟、姉妹がいるお子さんは特に注意です。治療法が無い為、致命的な経過をたどります。

予防は、ワクチン接種のみ。それも完璧ではありません。罹患者には、ワクチン接種を２回していても感染しています。実際、息子が２回の接種をしていても、20歳で抗体検査した結果、抗体が消えていました。（抗体検査要）

マスクでの予防は難しいと言われていますが、何もないよりマシです。せめてサージカルマスクを着用したいです。アルコール消毒が有効なので、当事業所で行っている、手洗い、アルコール消毒はご家庭でもされるようにおススメします。

追記：南城市では新たに第２期MR（麻しん・風しん）定期予防接種が未接種の小学校1年から中学3年までを対象に公費助成することが決ったそうです。対象者には16日の週に予診票が発送され、既に自費で接種した方には、5月1日より健康増進課窓口で償還払の受付をするとの事。
http://www.city.nanjo.okinawa.jp/about-nanjo/news/2018/04/post-1210.html

南城市で罹患した小、中学生は4月8日、4月10日に発熱しています。（沖縄県HPより）
潜伏期間は10日～12日。4月20日頃から次の罹患者が発生するかもしれないです。